当社は、海外事業の取り組みの一環として、2026年3月4日(水)、スリランカ中部キャンディのホテル「FOX Kandy」において日本とスリランカの食文化交流イベントを開催しました。
本イベントは、農林水産省「海外サプライチェーン構築に向けた調査事業」の一環として実施したものであり、スリランカの農水産資源と日本の食文化・食品技術を掛け合わせた新たなガストロノミーの創出と、食ビジネスの可能性を検証する実証の場として位置づけております。
当日は、自治体関係者、ホテル・レストラン関係者、パティシエ、大学関係者、農業・水産業関係者など、約50名の方々にご参加いただき、スリランカにおける食産業の実務を担う幅広い関係者が一堂に会する機会となりました。
イベントでは、「日本の食ビジネス戦略とスリランカへの提言」をテーマに講演を実施しました。
講演では、日本の食文化の特徴や日本食材の価値、食品産業の構造を紹介するとともに、スリランカが有する豊かな農水産資源を活かした高付加価値化の方向性や、日本との連携による新たなガストロノミー展開の可能性について提案しました。
また、日本の食文化の根底にある思想や食材の扱い方、出汁文化について解説し、日本食が世界に広がってきた背景についても理解を深めていただきました。
さらに、日本における地域食文化の実践事例として「のあガーデン」の取り組みを紹介し、地域資源と食文化を掛け合わせた価値創出のあり方について共有しました。当日は講演に加え、日本の食品技術を活用したパンの試作・提供も行い、日本の食文化および食品加工技術の実践的な価値について体感いただきました。参加者の皆さまからは、日本の食文化やパンづくりの考え方に対して高い関心が寄せられ、現地での活用や導入に向けた具体的な意見交換が行われました。
本イベントを通じて、日本の食品技術や食文化がスリランカの食産業において十分な可能性を有すること、ならびに単なるレシピ提供ではなく、食品加工・品質管理・流通を含めたサプライチェーン全体の設計が重要であることが改めて確認されました。
なお、本イベントの様子は開催当日にスリランカ国内のニュースとして報道され、後日特別番組としても配信されています。
また、イベントの概要については、以下のセミナーチラシをご参照ください。
当社は今後も、日本とスリランカ双方の食材および食文化の魅力を活かしながら、食品加工、コールドチェーン、流通を含めたサプライチェーン全体の構築を通じて、持続可能な食ビジネスの展開と新たなガストロノミーの創出に取り組んでまいります。

